VAMOS! F.MARINOS!俺たちの誇り。
人間生きているうちにはなんかの拍子に「過去の自分」を越えられていないと感じる瞬間があることを、ふと思い出した。
そのときは焦りまくる。もうあのときのチカラは戻ってこないんじゃないか?もう終わりなのか?
落ち着いて考えてみるとそうなる「必然」がある。
試行錯誤の真っ只中でもう一段上に上がろうともがいている途中であったり、ひどく疲れていたり。全部そうしたことを受け入れて一歩下がることに強く抵抗していたり。
ベストゲームのDVDと去年の優勝DVDを2日にわたって眺めて思った。
チームは「ひどく疲れ」「試行錯誤の真っ只中」にあり、生みの苦しみの中にあるのではないか?「勝つサッカー」と「理想のサッカー」の調合をあえてリスクを犯していろいろなことをしてエンジン点火がままならずにここまで来てしまったのではないか?
「勝つサッカー」と「理想のサッカー」の調合については昨年の終わりに岡田監督は「夢を追いながら勝つ」決意をしていた。その道は険しく、痛みを伴うものであることを俺は忘れていて、苛ついていたような気がする。
たくさんのトライを岡田マリノスはしてきた。ステージ優勝すること、完全優勝すること、3ステージ連続優勝すること、連覇すること。そのすべてをクリアしてきた。
こうしたことを成し遂げてきたからにはたくさんの負荷をチームにかけてきたのは当然だし、厳しさの中で離脱して新たな道を選んだ選手もいた。計算が外れた選手もいた。
FC東京戦のカオスの後、いろいろなことを考えた。そしてやっと一つの答えが出た。
俺はチームがパワーアップするためにどんなに遠回りをしようともそのすべてを受け入れる。
死ぬまでトリコロールであることを再度宣言する。
気の抜けた戦いにはブーイングするだろう。ただし実験の一つ一つが岡田監督の理想のサッカーへ向かうための道のりだとしたなら、受け入れる。次の浦和戦はその第一歩だ。気迫と「進化する」意志を見せて欲しい。
そしてさいたまスタジアムは自分にとってドラマのあるスタジアムだ。
山瀬の凄さを目の当たりにしたのも、気迫のスコアレスドローを見たのも、劇的な優勝を味わったのもあそこだ。
きっと、何かを見せてくれるはずだよ。
by trico_dragon_no_9
| 2005-09-20 02:25
| 横浜F.マリノス