グラウという触媒。

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またまた勝ち試合。天皇杯含めて3連勝。
久保の復帰がここまでチームを動かすのか。粘りを生むのか。

8月ごろのマリノスならずるずる負けていた展開だったと思う。サイドを突かれ、危うい場面に追い込まれ、哲也がテンパる。前半乗り切っても後半にやられるパターンだった。久保が前線にいることを除いては。

エスパルスはサポを含め降格圏内脱出に必死。ダンマクの悲壮感は選手にも届いていたのだろう。前半の展開は本当に水際で危機回避をするような状態。アウェイユニをマリノスの歓喜の瞬間を熊谷でしか見ていないおいらにとって、前半の空気はある意味「慣れたいやな空気」だった。

後半の始まりは驚きから始まった。大さんOUT→マグロンIN。マグロンの可能性を高く買ってはいるものの、「大さんなくしてドラゴン動かず」と信じるおいらには驚きの采配。さぁ、どう動く?ドラゴン。

相変わらずの一進一退が続く。山瀬の閃きはまだ他のメンバーに届いていない。鋭いパスをドゥトラの前にはたくも、ドゥトラの飛び出しが一瞬遅い。坂田と久保の間を一気に突こうとドリブルするが最後のところで抜ききれない。もう少しなのだ。頑張れ、兄貴。

その次のカードがグラウ。OUTは坂田。坂田よ、今日のお前は消えていた。何度か前を突いていたが「恐怖」を敵に与えてはいなかった。奮起せよ、高速魚雷艇。
グラウが入ったところで何かがつながった。ドゥトラ、マグロンの間にグラウ。前線で複雑に動く久保に呼応するグラウ。献身的なグラウの動きと久保の動きが連動する。
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左サイドに開いた久保が中へ折り返す。押し込むグラウ。歓喜の先制点。
思い出したのは3日の天皇杯。あのときグラウが決め切れなかったボールを押し込んだ久保が今日はグラウに絶妙なパス。正直、この二人が今の前線のベストな組み合わせなのかも知れない。

前半からテンパり気味の哲也がなぜかPKを与えてしまう。よく見えなかったが突然のPKに驚く。このとき久々に変な自信が自分に舞い降りる。
「必死に願えば、このPKは外れる」
確信めいた感覚を信じて哲也コールをする。蹴るのはチョ・ジェジン。今年のホーム戦でユキヒコのリベンジ・クロスを叩き込んで勝ち点3を1に減らした男。確信の前にこの男のシュートは枠を捉えられなかった。

長いロスタイムを経てゲーム終了。
久保は90分フルに戦った。そしてチームをつなぎ、フィニッシャーとしても活躍したグラウはチームのすばらしい触媒である。

マルキーニョスは相変わらず怖い存在だった。ジェフ時代もチームの前に立ちはだかった男である。しかしグラウと交換するか?と問われても、もうマルキーニョスを恋しく思うことはない・・・はず。グラウの頑張りとそれが導き出す結果はそう簡単に手放せないよ。
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by trico_dragon_no_9 | 2005-11-14 01:14 | 横浜F.マリノス