満足しない軍神。
開幕を圧倒的な強さを見せつけながら勝利したわれらがF.マリノスですが監督の表情から笑顔が見られません。久保のコンディションへの不安なのか、一体何が監督の表情を明るくしないのか・・・。
監督はチームに対しても、自分に対しても今年はずっと戒め続けるでしょう。
「俺たちは王者ではない。チャレンジャーだ。どんなに調子がよくてもちょっとしたボタンの掛け違いで崩れていくのがサッカー・・・」
去年1年のシーズンで監督も、選手も、サポーターも強く感じたことです。どこにも格下はなく、1戦ずつきっちり戦い勝利を得ることが大切。キーンと張り詰めた空気が心地よい戸塚でした。
そして今年、チームに常に声を掛け続ける男がいます。フィジカルコーチのアンジェロ。
考えに考え抜いたフィジカルサーキットコースを選手にやらせることはもちろんのこと、一人一人のデータも控えている。岡田監督の頼もしいブレインです。
そして選手の兄貴分のように声を掛ける水沼コーチ。狩野がフィジカルを終えた後、乱暴にコーンにぶつかっていったのをみて「こんなのよけきれないやつ、見たことねぇぞ」とお叱りの言葉。でもそれは愛にあふれていてそして選手の集中力をアップしている。
「同じミスをするな」
何度となく水沼コーチの口から発せられた言葉です。シュートがきっちり枠にいく数が増えたのもこうしたことの積み重ねの結果かな?
とにかく去年の10月のトレセンの重苦しく、ボールが枠に行かなかった頃が嘘のような今です。
まもなく鹿島帝国侵攻作戦。柳沢が調子よかろうが、俺たちのできることをやるだけです。
by trico_dragon_no_9
| 2006-03-10 02:01
| 横浜F.マリノス