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No.8ともっともアウェイなホーム。

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鹿糞との水掛け論はもう飽きた。昨日のことを言うなら川崎はあそこでこける前も散々こけて散々ジェスチャーしまくってタッチライン出ればぴんぴん元気だったってことの連続だった。
そんなこけ方見続ければ川崎のコケはフェイクだって思って普通だよね?それだけのこと。

いろいろあってなかなか語れなかった。心静かに、語りたいことだった。でもNo.8を取り巻く事柄は心を安らかにすることはないだろう。
俺たちのマルシオ、マグロンは母親の病気の看病のためコリンチャンスへ期限付き移籍をした。今年のマルシオが神だったことは言うまでもない。No.8はいつも威圧感と、鈍い輝きと共にピッチの上に君臨し圧倒的なボールキープを見せつけ、なおかつゴールした。3月の鹿島アウェイでのマルシオはいとも簡単に鹿島のフィールドプレーヤーを弾き飛ばし、また絶妙な弾道でFKを決めた。

昨年度悩み続けた天才。しかし極東のサッカーを馬鹿にすることなく自分のスタイルに取り入れ見違えるプレーを見せてくれたマルシオは間違いなく僕らのヒーローだった。しかしそんな彼も軍神岡田の離脱に伴いチームを去ってしまった。

昨日のような、そしてナビスコ鹿島アウェイのようなタフでダーティな試合で活きてくるのが彼のようなプレイヤー。中澤はまだまだワールドカップ症候群を引きづり、栗原にはここ一番の詰めの甘さが見られる。その一列前に彼がいたら・・・そう思わずにはいられない。
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そして昨日、同じ背番号8を背負い2003年と2004年の優勝の原動力となったユ・サンチョルが俺たちのホームに帰ってきた。久しぶりのサンチョルコール。このコールを叫んでいたころ、俺たちは間違いなく無敵だった。
忘れもしないナビスコレッズ戦。彼はジョンファンと共に代表への合流を遅らせて参戦し、激しい肉弾戦の末、アルパイのアタックで肋骨を折ってしまった。日本代表組が早々に離脱しているのに残り、負傷したサンチョル。彼がボランチにいれば負ける気がしなかった。

そんな彼への想いを込めたコールの後試合は始まった。
多く語るまでもない。中澤はワールドカップ症候群の真っ只中。上野の欠けたボランチは構成力がない。山瀬兄と大さんがそろっているうちはまだイマジネーションが垣間見られたが大さんが下がってからというもの、苦し紛れのプレイが続く。そして失点。

そんな中フラッグを振るおいらにまたシミスポ経由でクレームが来た。「見えない」だと。よくよく聞くと隣で振っている仲間の大旗も邪魔だという。屋根下の皆さんがフォローしてくれて応援は続けられたが、そのクレーマーはどんなことを考えてスタジアムへ来ているのか?
ゴール裏で戦ってないのか?試合をじっくり見たいなら2階なりバクスタヘ行って欲しい。少なくとも背番号12を与えられている意味を有意義に考えられないようならゴール裏にはいらない。
背番号12は飾りじゃない。与えられた限り、その背番号に恥じない行動をしなければならない。本気で跳ねて歌って旗を振る意思がない限り、背番号12のスタメンからは外れて欲しい。
自覚のない背番号12がいる限り、横浜ホームのゴール裏はどこのアウェイのゴール裏よりもアウェイだ。そんなホームはもういやだ。

そして昨日の負けを軽く流している輩。「相性悪いんだよねー」で済ませている輩に言いたい。
昨日来たサンチョル兄さんがピッチで戦っていた2004年、奴らはJ2だった。
そんな奴らにやられている事実、やられ続けている現実に怒れ。
それとも何かい?もう白旗なのか?だったらスタジアムに来るな。臆病風は伝染するから。
by trico_dragon_no_9 | 2006-09-11 01:57 | 横浜F.マリノス