"Nunder"(ナンダー)4/1号 特集「オレなりの事情」
narilog: 【4/1】早野監督電撃辞任!後任はやっぱりアノ人!?【恒例】
人の気配のないピッチ。nari新体制のもと、新しい船出をする横浜の明るい空気に中、スタンドに違う空気を放つ男がたたずむ。
背番号9にこだわりつつ、代表のサブGKに抜擢された経歴をもつその男、長官は新しいチームの戦いを眺めたあと、ぼそりと言った。
「・・・いいチームじゃないか。」
本心でないことはありありとわかる。スタメンどころかベンチ入りすら出来なかったことへの落胆を、ものわかりの良いおとなの言葉でごまかす癖はずっと変わっていない。
「スピードが大事なことはわかっている。でもな、ゲームを重ねるごとにどの引き出し使おうか迷うんだ」
新しい選手も出てきた。チームの方針にあわせ、プレイスタイルを変えた選手もいる。そんな中、自分のスタイルにこだわった結果、更新のスピードは落ち、また旗へのこだわりがプレイスタイルの生命線の写真の質と数を減らさせた。ただ、それでもどこかに「大丈夫」という自信があったという。
「なんていうかね、必ず殿堂入りにどっかに放り込む自信はあったしそれはコンスタントにやってたから評価されると思ってた。それでもベンチにも入れないとなると・・・正直ショックだ」
9番の持ち主が変わったことも影響してか、今シーズン輝きがないのは事実だ。ただこの新体制の事実への反骨とくすぶっていた大島のゴールに思いを新たにしたことは確かなようだ。
「がむしゃらしかないでしょ。ここまできたら。俺にできるものしかやる気ないし、器用じゃないから。守りに入ってたかもしれないし、もっと暴れてもいいと思う。失ったポジションは必ず取り返すから」
まだまだ戦いたい。そう思うと心の中に再び大きな炎が宿りはじめた。
by trico_dragon_no_9
| 2007-04-02 00:57
| ネタ