少年の涙。

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ハーフタイムに入るとき、隣で応援していた少年がすごい勢いで泣き叫んだ。
「こんな審判じゃちゃんとした試合なんか出来ないよ!」
スコアボードの上に得点が載り、イレブンが定位置に戻ったときに異変は起こった。歓喜のハイタッチが戸惑いのざわめきになる。遠くでハユマが「もっと声をくれ!」と煽る。そして怒号。
オーロラビジョンでリプレイまでされた山瀬のゴールは十分な説明もなにもないまま幻と化した。

柏は確かにチームもサポも勢いがあった。開門と同時に奇声をあげてアウェイゴール裏を駆け抜ける黄色い軍団。チームと共にどん底から這い上がってきて今の快進撃の中にいることを心から喜んでいるのがわかる。
そんなチームとの一戦。横浜も現在進行形で「どん底への危機」と戦い、イレブンの奮起で復活への糸口をつかんだところ。そんなチーム同士の戦いだったからこそ、しこりが残るようなジャッジのないタフな戦いをしたかった。

最終的に立ち上がりの失点と「リベンジャー由紀彦」の追加点で0-2。ただし戦う姿勢はかつての「ジャッジに不満→やる気のない試合運び」ではなく、これまでの流れと同様「挑戦するチーム」を貫いていた。
そんなイレブンををゴール裏は拍手で迎えた。一部の怒号と野次を除いて。
そしてそんな怒号に号泣していた少年が叫んだ。


「今日の負けを審判や監督のせいにしちゃだめ」


涙の少年の声が野次に一生懸命な人の耳にとどいていたらゴール裏はもっと良くなるはず。
おいらは拍手と少年の言葉にグッと来たよ。
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by trico_dragon_no_9 | 2007-04-09 02:27 | 横浜F.マリノス