BOYS ON THE RUN ~その2~
いったい誰があの日 俺に一発逆転を想像しただろう
でも俺は次の球をいつだって 本気で狙ってる
いつかダイアモンドを グルグル回りホームイン
そして大観衆にピース!ピース!ピース!ピース!ピース!ピース!
そしてさらにポーズ!
-「ボーイズ・オン・ザ・ラン」作詞:馬場俊英
今回の遠征の道すがら、ずっとこの曲を聴いていた。曲のフィールドは野球で俺が見に行った試合はサッカーではあるけれど、この曲の歌詞のように胸をすくような試合だった。
いったい誰があの日(シーズン前の新体制発表の日)、このチームがこんな勇敢な戦いを続ける姿を想像しただろう?
坂田が裏へ駆け抜け、ゴールを決め、そしてさらにポーズするシーンは美しすぎた。最高だ!
マツが離脱して、続いてユージが連戦の疲れで腰を痛めた。スタメンの最終ライン2名は勇蔵と那須。本当にこの二人が頑張ってくれた。試合前、「ホームで完封できたのはマツとユージが揃ったからなんだよなぁ・・・」と少しばかりの後ろ向きな想いがよぎったのが杞憂でしかなかったことが嬉しくてしょうがない。
万博記念公園は3度目の正直でやっと笑えた。
万博の芝生の上、初めて買ったL旗の旗竿が折れてチームも負けて、折れそうな気持ちと戦いながらビッグフラッグをたたんだ05シーズン。
仕事の都合がやっとこさついて新幹線で乗り込んで山瀬のきれいなルーレットを見るもマグノに返された06シーズン。
今年は決起集会で始まった。ゴール裏の裏手に集まって気勢を上げる。
今月の休みを取るときからわかってた。このガンバとの戦いと次の浦和戦がこのシーズンの行方を決めるってことを。だから必要以上に燃えすぎて空回ることと、不完全燃焼になる両方を恐れた。
でも、全部杞憂だった。足りないものを補うだけのものを控えで出番を待っている奴らも持っていて、やるべきことをわかっていた。
ストライカー坂田は、インザーギのような嗅覚と、ラウールのような繊細さの両方を昨日は魅せてくれた。点取り屋好きにはたまらないゴールショウ。
さ、次は浦和戦だ。たくさんのものを取り返しに行こう。
今年はできなかったことや失っていたものを一つずつ取り返していくシーズンだ。きっとできる。
信じて、でかい声で歌って共に戦いさえすれば、きっといい答えが待っている。そうだろ?
by trico_dragon_no_9
| 2007-09-17 21:34
| 横浜F.マリノス