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「また会う日」がやってきた!

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また、この円陣を見る季節がやってきた。この円陣を組む軍団を率いるは軍神岡田。最高の場所へ僕らを連れて行ってくれた彼が疲れ果て、姿を消したのは2006年の夏。この年の夏はドイツへの夢も無残に散った。
傷ついた。悲しんだ。サポーターも苦しんだ。もう岡田さんが監督として俺たちの前に立つことはないと思っていた。でも一番岡田さんらしい場面で俺たちの前に帰ってきた。
オシムが倒れ、未曾有の危機に瀕したとき。おそらく後頭部を掻きながらのっそりと、でも確かな覚悟を決めて帰ってきた。
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そんな岡田さんの船出は絵に描いたように苦しい船出だった。でもそこには旧知の乗組員がいた。スコアレスドローから始まった船出の厳しさをいち早く察知し、最初の得点を叩き込んだユージ。03年に優勝を決めるゴールを決めて岡田さんに突っ込んだ男はすべてを知った男だ。
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そして最強の切り札、山瀬功治。このワールドカップへ向かう大きな舞台こそ、二人の師弟関係の集大成を魅せる檜舞台だ。中央を、サイドを最強のドリブルで切り裂き、バイタルエリアから強力なミドルを放ち、ペナルティエリアを容赦なく蹂躙する。山瀬功治はこの日を待っていたのかもしれない。

代表がかつてないほど面白い。サイドバックが今ひとつな現状を考えると、知っているコマの中からハユマを、小宮山を選ぶかもしれない。ポストプレーが重要なプレーの要素である今の岡田さんのサッカーの中において、大島が呼ばれることもあるかもしれない。

雪で凍えるさいたまスタジアムの快勝を眺めながら、そんな岡田ジャパンの明日を考えていた。ワールドカップは俺たちの選手たちが活躍する。きっとそうに違いない。
by trico_dragon_no_9 | 2008-02-07 23:35 | 横浜F.マリノス