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久々のMTは東海大学との練習試合。
とにかく蒸し暑く、湿気を含んだ空気が体にじっとりまとわりつく環境での戦いは、夏本番での戦いに向けて必要不可欠な条件設定。8.11のコンディションがどんなコンディションになるのか、なかなか予想は立たないけれどもここ数日の夜の蒸し暑さはある意味目安になるかもしれない。
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メンバーとして目立ったのは松田。最終ラインからのコーチングは熱気を帯び、同世代の吉田へも「孝行!絞れ!」と鋭く飛ぶ。そんなくらいだから功治の位置に入った狩野への支持はさらに鋭い。
「動け!動け!」
「拾いに来い!」
トレーニングウェアが汗でびったり貼りつく環境下で「鬼軍曹」は容赦なく要求する。そんな中でも正確無比のサイドチェンジを展開したのが小宮山。長い距離のパスがぴたりと吉田に渡ったときは思わず「すげぇ!」とつぶやいてしまった。
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鬼軍曹松田に加え、哲也からも山ほど指示を打ち込まれる狩野。プレース・キッカーとしての凄みはある程度ついてきたがスペースを作り出す動きは暑さにやられたのか後手を踏む。試合展開は終始東海大側のエンドで進んでもゴールが入らないまま1本目終了。

2本目に入ってよっさんがサクッとゴールを決めたらそれが呼び水となったのかすぐにマイクも決める。そして「迷いの中」でもがく若者、乾が何度となくゴール前へ切り込む。
まだ、完全に吹っ切れないんだろう。ペナルティボックス内のゴールまん前でボールを貰うと足元が焦っているのが見て取れる。3度目の正直で右サイドを切り裂いて左隅にゴールしたとき、笑顔というよりは「やっとできた・・・」って表情で天野とタッチする様子が印象的だった。
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てっきり45分構成だったんで2本で終わりかと思って帰りかけたら隙間からゴールを狙う斉藤の姿が見えて慌てて逆戻り。すると33番を背負った日本人がいたので「誰?」と思わずカメラで追ってしまった。
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なんとなく、3本目を忘れかけたりして8.11前だってのにピリッとしない日だったけど、気合入れなおしていくよー!おまけはサイドバックで頑張る田代君。
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by trico_dragon_no_9 | 2007-07-30 22:46 | 横浜F.マリノス
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「横浜の誇り」中澤が気合をこめて同点ヘッドを叩き込んだとき、日本代表のアジアカップでの「神話」はまだまだ続くと思った。04年の中国大会を思い出していたのは確かなことだ。

ただ、相手の9番はどこまでも「9番」らしい男だった。加地も阿部も、腰が砕けるように抜き去られていた決勝弾。その前の2点目は完全にマークの外から突っ込んで、おそらくサウジで語り草になると思うくらいきれいなヘッドだった。

ユージの並々ならない代表再参加への想いを考えると胸が痛い。川口の想いを考えても、俊輔の想いを考えてもそうだ。トリコロールとそこに縁のある選手だけじゃない。阿部も巻も、羽生の頑張りを見てても同じだ。

好き嫌いは各々あると思うがジーコの不確実な戦い方よりもオシムのテーマのある戦い方が好きだ。「日本にしかできないサッカー」「日本人らしいサッカー」はジーコの「自由」よりも武器として明確だ。

3位決定戦でアジアのダービー。「無理せずに戦え」とユージに言いたいところだけど、納得いく戦いをやりきって帰ってきて欲しい。「やりきれなかった」っていうしこりがモチベーションの中に残ってクラブで戦うよりも、得られなかった栄冠への渇望と若干の自信を持って帰ってきて欲しい。

勝って、笑顔になってチームに帰って来いよ!
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by trico_dragon_no_9 | 2007-07-26 03:48 | 日本代表
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「お前を余所に出すつもりはまったくない」
フロントはいつからこんなに「グッとくる」言葉を選手にかけるようになったんだろう。
選手として若手から中堅に位置づけが変わり、背番号4に見合う出場機会を自分は得てきただろうか・・・?
きっと那須はこんな問いかけをひとりになったときに自分にしていたんではないだろうか。一時、上野をベンチに下げるほどの勢いでボランチの定位置をその手にし、翌年は松田・中澤とともに3バックの一角を担った男にとって、怪我をしたとはいえ今の立ち位置についてはふとしてみたくなる問いかけだろう。
トレセンで練習をしながら「想いは一つ、国立へ」のダンマクを見入っていたこともあるという。そして雨の東京戦で味わった共に戦うことへの喜び。

いろんな想いが交錯する中での東京からのオファーだったんじゃないかと思う。

フロントは、そんな那須を抱きしめた。本当に期待している選手として「外に出すつもりはない」と彼に明言することで抱きしめた。そんな想いを那須は振り切れる男じゃないし意気に感じてくれる男だからこそ、この横浜に残ってくれたんだと思う。
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いつも苦しい場面で値千金のゴールを決めてきた。04ファーストステージの磐田戦でのヘッドもそうだしこの05シーズンヴェルディ戦でも負け試合になりかける中、空気を変えるゴールを決めてきた。

共にまた、歩き出そう。

優勝への道も、国立への道も、えふしーの馬鹿をぶっ飛ばしに行くのもいつも一緒だ。

ありがとう、那須。
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by trico_dragon_no_9 | 2007-07-24 00:38 | 横浜F.マリノス
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すべてが切り替わるあの試合のピッチにいた那須。
絶対にお前は俺たちの仲間だ。

笑顔で来た土曜日の土砂降りのゴール裏。お前をどれだけ俺たちが愛しているか、わかるよね?

おまえのいないえふしー戦なんてつまんねーよ。信じてるよ。
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by trico_dragon_no_9 | 2007-07-16 11:06 | 横浜F.マリノス
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土砂降りの台風前夜。横浜という名の台風が調布の片田舎のスタジアムを急襲した。
アマラオのゴールパフォーマンスを延々と三ツ沢で繰り返し、日本の近代化に欠かせなかった港町を田舎呼ばわれした連中は豪雨とともに流されていった。
b0038792_2324550.jpg満身創痍の功治が反撃の一撃を叩き込む。この瞬間を待っていた。アルコールを断って純度100%の闘争本能に火をつけて叫んだおいらに最高の燃料を補給してくれた。
俺たちがこんなところで終わるわけがない。約束の地、国立まで想いをひとつにして突き進むって決めたんだから。最低でも2点とってひっくり返さないと。
今にして思えば東京のコロコロ転んで時間稼ぎして、点を必要以上に取りに来なかった浅はかな姿勢に救われた。1点取れば追いつくし2点取れば2点差つく状況は正直アドバンテージだった。

後半に入るとオオシのヘッドが火を吹く。待ってたぜ。そのままオオシの東京大空襲が始まる。土肥が2発の攻撃で火だるまになる。ゴール裏は歓喜のなだれの連続発射。
ざまをみ。俺たちは勝利を信じているしこのチームはそれに応えてくれるんだ。
b0038792_248547.jpgオオシのゴール以降、おいらは屋根のないエリアにとどまり続けた。ただひたすらにゴールを呼びたかったから。そういえば前半、エウチーニョが果敢にリチェーリ阻止のアタックに挑んでいた。それでいいんだよ、エウチ。リチェーリに負けるお前じゃないから。

雨はどんどんひどくなる。鹿島戦のとき並にパンツまでびしょ濡れになってた。
このびしょ濡れが今日は気持ちイイ。いつしか雨を忘れていく。そうだよ、勝利を渇望してカラカラの体をいい感じに潤してくれてたから。

気分いいじゃん。最高じゃん。俺たちはこうなるって信じてたんだ。必ず勝ち上がるってね。マルケスまで決めた今日の試合は本当に国立へ近づくための最高の試合になった。もう行くしかないだろ?国立。

辿り着こうぜ、最高の場所へ。
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by trico_dragon_no_9 | 2007-07-15 03:05 | 横浜F.マリノス
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山瀬の兄貴のテーピングが痛々しいとか、つらい話が出てるけど別に誰が悪いわけでもないさ。
やることはひとつ。俺らは後押しするんだよ。
世界の果てまで行こうぜって言うんなら喉も心もガラガラでも、こめかみで何かが弾けようが、雨が降ろうが台風が来ようがでかい声でやったろうじゃん?

国立に行くために。

そしてベトナムにユージを、カナダにマイクを後押しに行ってる横浜の仲間が帰ってきて、一緒に国立を目指せるように。

想いをぶれさせることなく行こう。
審判が気に入らなくても戦う前からブーイングしないで行こう。
たった一人の届かないコーチングをスタンドからするならみんなで後押しのチャントを歌おう。
不確実なフットボールの世界で戦ってるのは横浜も東京も同じなんだから。


「フットボールがなぜみんなに愛されるか?それは真実がないからだ。最も強いものがもっとも弱いものに勝てない。それがフットボールだ」―ミシェル・プラティニ

この不確実な世界を少しでも確実な世界にするためには横浜に関わる者すべての結束しかない。普段よりさらに一歩先を目指すつもりでスタジアムへ。いよいよ決戦だ。
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by trico_dragon_no_9 | 2007-07-13 15:54 | 横浜F.マリノス
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とにかくお疲れ様。正直自分自身でも納得できない半年だったろ?
マルクスと初めてあったのは05シーズンの川崎戦(アウェイ)。等々力の2階席から突進してゴールを決めてった水色と黒のマルクスを見てイラついたのが最初。でもあの頃はすでにキャリアの曲がり角を曲がり始めてて、翌年の途中には東京Vに移籍していた。

いろんな選手と出会い、お別れをしてきた。でも今回ほどお別れするにあたって「何もない選手」ってのは初めてだ。作戦が二転三転し、スタメンから完全に控えとなってしまったことから、本当に不本意な時間を過ごさせてしまったことが悔やまれる。

横浜に来てくれてありがとう。本意じゃないかも知れないけど、試合前の紅白戦で狡猾な敵の外人選手役を買って出てくれてありがとう。またいつか、どこかで。
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さて、シビアな話だがこれで外人枠が1人分空いたわけだ。どうにも補強という話はデリケートな話で、極端にこの話題を嫌う人が多いがこれはチームの「近い将来」を確かなものにする上で避けて通れない話だと自分は思う。
長期的・ロングレンジの未来像を語る上でユースといった育成部門へのてこ入れが重要であることと同時に、後半戦をしたたかに戦う上での即戦力の獲得も同様に重要であると思う。身の丈にあった予算内であることは健全なクラブの将来を考える上で必須条件ではあるが同時に「計算できる選手」であることも必須条件である。そして若手が多い現在、その範となる世界での戦いの経験者が望ましい。(ホントはこれ、鈴木の役割なんだよなぁ・・・)

さてトップの変わった横浜はどう動くのだろう?
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by trico_dragon_no_9 | 2007-07-11 03:32 | 横浜F.マリノス
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楽なわけがない。この位置にいることだって七転八倒の末のことなのだから。
木曜日のトレセン。しつこいくらいに早野監督が動きを止めて繰返し攻撃パターンやポジショニングの確認をしていた。山瀬と大きなボディアクションで攻撃のイメージを確認しているものの、納得のいく形にはなかなかならない。リラックスした空気の中のシュート練習もなかなか枠を捉えない。
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それでも、想いはひとつなのだ。
ゴール裏に、いや三ツ沢に集った横浜サポーターの想いは「国立へ」という想いしかない。松田、吉田、マルケスがイエローを貰い、河合がイエロー2枚をもらって退場してもその想いは変わらない。

今シーズンは波乱と苦しみを乗り越えてここまで戦ってきた。去年までなら投げ出しそうな試合でも投げ出すことなく声を枯らしてともに戦ってきた。
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したたかに戦おうじゃないか。後半の戦いの場は味の素スタジアム。想いと時間さえあれば誰でも参加できる場所。声の塊を後押しにかえて、必ず国立まで行こう。
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by trico_dragon_no_9 | 2007-07-10 10:23 | 横浜F.マリノス
b0038792_0272991.jpg折り返しの一発目、大分戦はテレビ前での観戦だった。
それもスカパーの何度目かの再放送。とにかく仕事関係で身動きとれず、本放送はおろかビデオも録画失敗し、何日か後の夜の11時に試合の全貌が見れた。

「いいチームになったなぁ・・・」
最初の感想だった。時間とか、テレビカメラ越しとか、いろいろなフィルター越しに覗いた愛する我がクラブは本当に輝いていた。ひょっとしたら今年というシーズンはとてつもなく楽しいシーズンなのかもしれない。去年、一昨年はもちろんのこと、ある意味で優勝した04シーズンよりも・・・


去年のシーズンの終わり。
天皇杯の最後の試合に参戦することも出来ず、リアルタイムに見ることもなく、今回と同じようなシチュエーションで試合を見た感想は「つまらないチーム」という印象だった。
スタジアムでのコールの必死さとか、根性入れての旗振りとかを全部取っ払って、さらに熱狂の感情を時間とカメラレンズのフィルターで取り除いてみた愛するチームの感想が「つまらない」だった。
坂田のゴールは美しかったとはいえそれ以外のボールの運び方は意思もなく、苦し紛れのロングボールばかりでつまらなかった。そしてシーズンの終了とともに訪れた感情は「来季は本当に苦しいシーズンかもしれない」という事実に向かい合う覚悟を決める葛藤に終始したような気がする。
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ファン感に行き、PSMを観にいっても完全な覚悟は出来なかった。必死に「今年は成長するチームを見ることを楽しむんだ」と言い聞かせるように口にしていた。

第1節に勝利し、すべては杞憂かと思った。山瀬のドリブルは彼に恐怖感をおぼえ、同時にいい選手だと瞬時に感じた04シーズンナビスコカップでの彼と同じドリブルだった。明るい材料を手にし、これを確信に変えようとした第2節に屈辱が訪れる。
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えふしーに敗戦。

横浜の偽物に敗戦。


くすんだ水色が疎ましく、えふしーのフラッグが翻る三ツ沢は悪い夢の中に沈んでいた。
ただひとつ、あの試合以降、何かが吹っ切れた。
チームのすべてを愛してやろう。親をなくした子どものように自信をなくした新人選手を愛で包んでやろう。不振にあえぐチームの中で笑顔を忘れた中澤が代表での勝利に澱みない笑顔を見せたとき、これをなんとかして横浜にもって帰りたいと思ったのはちょうどそんな頃だった。
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ナビスコアウェイ清水戦。
90分間、アモールを歌い続けた。怖いくらいアモールに感情が乗った。
「俺たちはここにいる。ずっと近くにいる。何があっても近くにいる。だから安心して戦え!」
そんな気持ちとアモールがシンクロした。記憶の中ではあの日の布陣は決してそれまでのベストの布陣ではなかった。ただ、この日以降この布陣がベストの布陣となった。


補強選手ゼロ。
外人選手ゼロ。
若手主体。


このチームにたくさんの喜びを教えてもらった。
信じること。そして愛すること。本物の横浜としてのプライドを心に持ち続けること。
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日曜日にはナビスコカップ準決勝。「思いはひとつ、国立へ」を胸に前進するのみ。
前進に前進を重ねてリベンジは必ず勝ち取る。

俺たちが横浜 もう誰にも止められない。
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by trico_dragon_no_9 | 2007-07-05 01:32 | 横浜F.マリノス