前を向いて三ツ沢へ全力疾走。
下を向いてるわが友よ、そんなに俺ら、駄目じゃなかったぜ。
駒沢に響いた俺らの声、まだまだ小さいけれど、何か動きそうな気、しなかったか?
ビッグフラッグが大きく揺れ、声が少し塊になり、チームに届いた瞬間。
ドラゴンが空高く舞い、歓喜のゴールを呼んでくれたね。
でも、世の中そんなにうまくいくことはない。孝行のシュートとドラゴンのループはわずかに枠を外れ、読売の残党のシュートはなぜか枠を捉えた。
つらい事実。認めたくない負け。加えてマルケスが痛んだ。山瀬の腰にメスが入り、なんだか暗い気分にはなるけれど、ここで全部悪いもん、出しちまった気持ちになればいい。
マルケスがいなくなった。そこに坂田が入る。
彼は去年、必死に前線を引っ張った男。きっとやってくれる。オオシが全速力でキーパーに向かってったの、君はみたかい?彼の魂は燃えている。東京戦で同点ゴールを食らった後、悔しさ剥き出しでセンターサークルにボールをセットした彼を君は見たかい?
学校を終えて、仕事を終えて、あるいはうまい具合に休みを取って三ツ沢へ全力疾走。
きっとイレブンと俺らはやれるはず。前を向け。
by trico_dragon_no_9
| 2006-04-11 01:38
| 横浜F.マリノス