幸せの天使、ロナウジーニョ。
「ああ、神様ありがとう。今日も僕を健康でいさせてくれてありがとう。サッカーができる体をありがとう」
これはロナウジーニョが毎朝目覚めると祈るお言葉。なんともいえない、謙虚で優しい祈りではないか。
リーガエスパニョーラの放映権がWOWWOWに移ってしまったシーズンから彼はバルサにやってきた。あいにくウチはスカパーとしか契約していない。なんという不運だろう。
僕が知っているバルサはリバウドが吠えても肝心なところで勝てず、自称「名監督」ファンハールがリバウドを追い出し、ルイス・エンリケがクライフェルトの不調にストレスを溜めるサポーターに対して一流の男気でクライフェルトをかばい、エル・クラシコのアウェイ戦でそのルイス・エンリケが値千金のゴールを決め、古巣のサポーターに「21」の背番号を指差し、レアルに永遠の別れをあらためて告げた時代だけ。
メンディエタもココも、コクーもソリンもどこか悲哀と笑いをたたえたピエロの集まりの様なチームだった。しなくてもいいラボーナを決めようとして、取るべき点を取らなかったために引き分けや負けの戦犯となるクライフェルトはまさにその真骨頂。
ひとり気を吐くルイス・エンリケが「負けるとわかっていても、男はいかにゃならんのだ」と燃えていた。横でサビオラが愛嬌を振り撒いているにもかかわらず…。
ロナウジーニョはクライフェルトの起こす同様なサポーターのストレスを「僕ら全員の責任なんだ。だからクライフェルトだけを責めないで」と語りかけるように話したという。去年はCLにも出れない成績からのスタートだったから、そんな「変わりゆくバルサ」を見ることができなかった。
気が付くと去年のバルサはレアルの上にいて、シーズンが終ると「不動のカピタン」エンリケもチームを去り、問題児クライフェルトもニューカッスルに行き、アイドルのサビオラも「第二のモリエンテス」となる道のりをモナコでスタートさせていた。
ルイス・エンリケの闘争心はキャプテンマークとともにプジョルが受け継いだものの、チームはロナウジーニョ中心の「幸せで楽しい」チームに生まれ変わっていた。(ジュリーなんて「幸せの塊」みたいなヤツじゃないか!)
いみじくも新カピタン、プジョルは言う。
「ロナウジーニョがバルサに持ち込んだものは勇気と喜び。攻撃力より重要なことだと思う」
CLをみる度に思う。
「このチームにルイス・エンリケがいたらなぁ…」
その次に思う。
「いや、こんな幸せな空気のなかで、ロッキン・チェアにたたずむ老兵のようなヤツをみたくはないな…」
僕もかなりのへそ曲がりだな…。
これはロナウジーニョが毎朝目覚めると祈るお言葉。なんともいえない、謙虚で優しい祈りではないか。
リーガエスパニョーラの放映権がWOWWOWに移ってしまったシーズンから彼はバルサにやってきた。あいにくウチはスカパーとしか契約していない。なんという不運だろう。
僕が知っているバルサはリバウドが吠えても肝心なところで勝てず、自称「名監督」ファンハールがリバウドを追い出し、ルイス・エンリケがクライフェルトの不調にストレスを溜めるサポーターに対して一流の男気でクライフェルトをかばい、エル・クラシコのアウェイ戦でそのルイス・エンリケが値千金のゴールを決め、古巣のサポーターに「21」の背番号を指差し、レアルに永遠の別れをあらためて告げた時代だけ。
メンディエタもココも、コクーもソリンもどこか悲哀と笑いをたたえたピエロの集まりの様なチームだった。しなくてもいいラボーナを決めようとして、取るべき点を取らなかったために引き分けや負けの戦犯となるクライフェルトはまさにその真骨頂。
ひとり気を吐くルイス・エンリケが「負けるとわかっていても、男はいかにゃならんのだ」と燃えていた。横でサビオラが愛嬌を振り撒いているにもかかわらず…。
ロナウジーニョはクライフェルトの起こす同様なサポーターのストレスを「僕ら全員の責任なんだ。だからクライフェルトだけを責めないで」と語りかけるように話したという。去年はCLにも出れない成績からのスタートだったから、そんな「変わりゆくバルサ」を見ることができなかった。
気が付くと去年のバルサはレアルの上にいて、シーズンが終ると「不動のカピタン」エンリケもチームを去り、問題児クライフェルトもニューカッスルに行き、アイドルのサビオラも「第二のモリエンテス」となる道のりをモナコでスタートさせていた。
ルイス・エンリケの闘争心はキャプテンマークとともにプジョルが受け継いだものの、チームはロナウジーニョ中心の「幸せで楽しい」チームに生まれ変わっていた。(ジュリーなんて「幸せの塊」みたいなヤツじゃないか!)
いみじくも新カピタン、プジョルは言う。
「ロナウジーニョがバルサに持ち込んだものは勇気と喜び。攻撃力より重要なことだと思う」
CLをみる度に思う。
「このチームにルイス・エンリケがいたらなぁ…」
その次に思う。
「いや、こんな幸せな空気のなかで、ロッキン・チェアにたたずむ老兵のようなヤツをみたくはないな…」
僕もかなりのへそ曲がりだな…。
by trico_dragon_no_9
| 2004-11-12 19:14
| 世界のサッカー